米Googleは4月2日、Webサイトアクセス解析サービス「Universal Analytics」を正式版として提供することを発表した。発表から1年半での正式版となり、新機能のほかに「Google Analytics」の機能も全て備えた。

Universal Analyticsは「Google Analytics」の進化版として、2012年10月末に発表。2013年3月に一般ベータとしてローンチした。

同一ユーザーがPC、スマートフォン、タブレットなど複数の端末を利用するマルチ画面・マルチ端末時代に合わせ、同一アカウントの認識が可能となっており、SDKの提供などモバイル向けの機能を充実させている点などが特徴。さまざまなマーケティングチャネルを測定できるほか、自社データを統合して測定指標をカスタマイズできるなどの機能もある。追跡のためのJavaScriptコードも新しくなった。

正式版となったことで、RemarketingやAudienceレポートといったGoogle Analyticsの機能、レポート、ツールを全て提供する。また、ユーザーがどのように利用しているのかを把握するためのUser ID機能も強化する。Cross Deviceレポート機能として、ユーザーが複数のデバイスからどのようにサイトにアクセスしているのかを把握できるという。

また、プレミアムアカウントに対しては、サービス品質保障(SLA)も適用される。

正式版に新たに加わったCross Deviceレポート機能