フォルクスワーゲン グループ ジャパンは、同社の主力モデル「ゴルフ」が誕生40周年を迎えたことを発表した。1974年3月から生産を開始し、現行モデルは7代目。その累計生産台数は3,000万台以上にのぼる。

フォルクスワーゲン「ゴルフ」現行モデル

「ゴルフ」は1974年3月29日、量産型がウォルスブルグ本社工場で初めてラインオフした。世界中で愛された「ビートル」の後継モデルであり、本格的な横置きフロントエンジン・フロントドライブという新しい時代をもたらしたモデルとなった。その開発にはジョルジェット・ジウジアーロ氏も関わっている。

「ビートル」の後継であるがゆえに、「ゴルフ」にかけられた期待は非常に大きかった。その信頼性の高い駆動システム、優れたスペース効率、特徴的なデザインによって、「ビートル」から始まったサクセスストーリをうまく継続することに成功。生産開始からわずか2年で100万台生産の記録を達成し、その後も人気は衰えず、安定した販売を記録。累計生産台数が2,150万台以上という「ビートル」の記録さえも抜き去り、2013年6月時点での累計生産台数は3,000万台を超えている。

日本では1975年、初代「ゴルフ」が輸入開始された。その人気は高く、JAIA(日本自動車輸入車組合)が1988年に統計を開始して以来、26年間にわたって販売No.1をキープ。7世代目にあたる最新の「ゴルフ」は、2012年秋のドイツ発売に続き、2013年6月には日本でもデビューし、輸入車として初めて、「2013-2014 日本カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞している。