福井県鯖江市は1日、地元の女子高校生たちがまちづくりを行う「鯖江市役所JK課」プロジェクトを4月から開始すると発表した。

「鯖江市役所JK課」ホームページ

同プロジェクトは、「自分たちのまちは自分たちでつくる」という基本理念のもと、鯖江市総務部市民協働課と鯖江市民主役条例推進委員会が中心となって実施する実験的な市民共同推進プロジェクト。市民団体による「地域活性化プランコンテスト」を通じて同プロジェクトの提案があり、関係各所が協議して採用を決定した。

鯖江市と包括的連携協定を結ぶ福井大学の産学官連携本部や、慶應義塾大学SFC研究所とも共同研究を行い、地域活性化の新しい自治体モデルを目指すという。

「鯖江市役所JK課」の課員は全員女子高校生(JK)。従来は市役所や公共サービスに直接関わることの少なかった女子高校生たちが、様々な市民団体や地元企業、大学、地域メディアなどと連携し、新しいまちづくりを模索していく。具体的には、地元企業とのコラボレーションによる商品開発や地域イベントの企画、アプリ等の企画・開発、インターネット放送局の運営、各種公共事業への提言や若者へのヒアリングといった活動を予定している。

同プロジェクトの開始に当たり、14日18:00から記者会見を開催。基本理念や今後の活動計画の詳細などを説明する。場所は鯖江市役所。