金沢美術工芸大学は、日本の工業デザイナーの草分け的存在・柳宗理の作品や資料などを展示する「金沢美術工芸大学「柳宗理記念デザイン研究所」」を開設した。開所日時は火曜~土曜 9:30~17:00(月曜、祝祭日、年末年始は休所)。場所は金沢市尾張町・旧石川県菓子文化会館1階。入場無料。

金沢美術工芸大学「柳宗理記念デザイン研究所」内観

「柳宗理記念デザイン研究所」は、同大学の教授、客員教授などを歴任し、代表作「バタフライスツール」がMoMA(ニューヨーク近代美術館)の永久収蔵品ともなっている工業デザイナー・柳宗理(1915~2011)の業績を一覧することができる施設。同大学が、柳宗理に関する資料約7,000点を柳工業デザイン研究会より寄託されたことをきっかけに、それを中心としたデザインの教育・研究の拠点として開設された。

なお、施設内には、柳宗理の作品約200点に触れることができるスペースを設置。「研究所」と名付けられているが、一般の観覧も可能となっている。