NTTレゾナントは、社会・環境貢献活動に特化したポータルサイト「緑のgoo」をリニューアルしたと発表した。

緑のgooは、ユーザーの簡単なインターネット活動が環境保全への貢献につながるNTTレゾナントのCSR施策。同ポータルサイトにてユーザーが検索したり、コンテンツを利用したりすると、NTTレゾナントに入る収益の一部が、環境貢献活動を行うNPO/NGO団体に対して寄付される。同社は「インターネットを通じて毎日できる環境貢献プログラム」というキャッチフレーズを掲げている。

2007年から運営されている緑のgooだが、NTTレゾナントでは3月6日に大幅リニューアルを実施。環境情報に関するコンテンツを拡充したほか、"ガチャピン"、"豆しば"、"くちぱっち"による「グリーンキャラプロジェクト」とコラボレーションしたリニューアルキャペーン「答えて! 集めて! 緑をふやそうキャンペーン」も展開している。

NTTレゾナントは、こうした活動を行う背景について、2013年11月に20代以上の男女1050人に対して実施した「社会貢献活動に対する意識調査」の結果を引用するかたちで説明している。

具体的には、「社会貢献活動に対して関心があるか」という質問に対して47.7%が「ある」と回答した一方で、「あなたが所属する企業が行う社会貢献活動に参加した経験があるか」という質問には58%が「いいえ」と回答。未経験ながらも関心を持つ潜在層が一定数存在することを紹介している。

さらに、社会貢献活動へより積極的に取り組むために必要な要素に関しては、「気軽に社会貢献ができる(36.2%)」、「簡単なアクションで社会貢献に参加できる(17.6%)」といった項目が挙げられたほか、インターネットを利用した社会貢献活動には58%が興味を持ち、その理由として「ワンクリックなど、簡単なアクションで社会貢献に参加できる」を挙げたユーザーが42.2%と最多数を占めたという。

NTTレゾナントでは、こうした結果から、インターネットを利用した社会貢献活動の簡単さが認識されはじめ、そこに対するニーズが強まっていると分析している。

インターネット上で行える社会貢献活動に参加したいと思う理由

なお、似たような取り組みとしては、Yahoo! JAPANが3月11日に実施した「Serach for 3.11」チャリティー、LINEが3月11日に販売を開始した「3.11こどもスタンプ」がある。NTTレゾナントでは、こうした取り組みにも触れ、インターネットサービス事業者の間で社会貢献活動が根付きつつあることを解説したうえで、緑のgooは「特定の活動に限定されることなくサイト利用のすべてが寄付に繋がる」点が他企業の活動と大きく異なることにも言及している。