人気ドラマ「チーム・バチスタ」シリーズの完結編となる映画『チーム・バチスタFINAL ケルベロスの肖像』の初日舞台あいさつが29日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われ、主演の伊藤淳史と仲村トオルをはじめ、西島秀俊、桐谷美玲、栗山千明、星野和成監督が登壇。この日43歳の誕生日を迎えた西島をサプライズで祝福した。

映画『チーム・バチスタFINAL ケルベロスの肖像』の初日舞台あいさつに出席した桐谷美玲

同作は海堂尊の小説を原作に2006年に始まったテレビドラマ「チーム・バチスタ」シリーズの完結編。今年1月に始まったテレビドラマ『チーム・バチスタ4 螺鈿迷宮』(関西テレビ・フジテレビ系)を布石に、田口公平&白鳥圭輔コンビが、「バチスタ」史上最大の難題に挑む姿を描く。

舞台あいさつの中盤、速水晃一役の西島がこの日43歳の歳の誕生日を迎えたことから、伊藤がサプライズで花束を贈り、ファンも「おめでとうー」と一斉に祝福すると、西島は「舞台あいさつでこれはないですね。ものすごく恥かしいです」と照れくさそうに感謝。「こんなにたくさんの人に誕生日を祝われたのは人生で初めてです、幸せです」と感激の笑みを見せた。

その後、ステージ上ではおめでたい西島に何でも質問しようという展開になり、ヒロインで医療ジャーナリスト・別宮葉子を演じた桐谷は、最近すっかり肉体派となった西島へ「すてきな体型をしていらっしゃるのですが、どうやって鍛えているのですか?」と熱視線。これに西島は「役でやっているので、本当はやりたいわけではないんですよ。よく食べて、運動することです。あとは……」と真面目に回答しつつ、桐谷のキュートなまなざしに「舞台あいさつなのに、こういう話で面白いですか?」とタジタジになっていた。

また、西島は本作で見せる伊藤と仲村の名コンビについて「うらやましい」と語り、「(仲村)トオルさんのファンなので、バディを組んで一緒に『あぶない刑事』をやりたくてしょうがない。あっくん(伊藤)は派出所の警官とかで」と他局のドラマを引き合いに出して笑いを誘う一幕も。舞台あいさつの終盤には伊藤がシリーズ完結の思いを涙ながら語り、来場したファンをしんみりと感動させていた。