NTTドコモは28日、CG動画「もしも渋谷スクランブル交差点を横断する人が全員歩きスマホだったら? 」をYouTubeドコモ公式チャンネルで公開した。これは歩きスマホによる事故防止とマナー向上の取り組みの一環として行うもの。約1,500名の歩きスマホを再現したCG動画、気になるその結果はいかに?

スマートフォンの普及により「歩きスマホ」(スマートフォンの画面を見つめながらの歩行)による事故が年々増加し、各メディアでも度々取りあげられるなど社会問題にまで発展している。そこで今回、ドコモでは歩きスマホ防止の啓発活動の一環として、日本でも有数の通行量を誇る「渋谷スクランブル交差点」を舞台に、約1,500名が歩きスマホしながら横断した場合の検証CG動画を制作した。

もしも渋谷スクランブル交差点を横断する人が全員歩きスマホだったら?

動画制作にあたり、演算エンジンを活用して検証を行った。身長・体重・歩行速度や、通常時と歩きスマホ時の視野比較、対象物の認知距離の数値をより現実的な条件に近づけながらプログラムを組んでいるという(愛知工科大学 工学部 情報メディア学科の小塚一宏教授の研究結果に基づく)。

今回公開された検証CG動画を見れば、歩きスマホがいかに危険な行為かがわかるはずだ。「日常的に歩きスマホをしてしまっている……」という人は、ぜひ視聴してみるとよいだろう。

ドコモでは、これまでも歩きスマホ防止のためにホームページや広告、「ケータイ安全教室」「歩きスマホ防止機能」などで啓発活動を実施している。今後もこうした活動を継続的に行っていく考えだという。なお、YouTubeドコモ公式チャンネルでは歩きスマホのほか、同社のTVCMや新製品発表会の様子、サービス/サポートの紹介動画を視聴することができる。