米Lenovoは27日(現地時間)、米国とカナダ向けに出荷したノートPC「ThinkPad」の製品の一部を対象に、不具合を理由とするバッテリパックの自主回収を実施すると発表した。アメリカ合衆国消費者製品安全委員会(CPSC)によると、同意委員会で2件の異常発熱の報告を確認しているといい、対象のバッテリパックは約3万7,400個におよぶ。日本国内向けのThinkPadについては、現時点で本件の対象とはなっていない。

海外向けThinkPadでバッテリパックに発火の恐れ

不具合ならびに回収の対象となるのは、主に、製造年月が2010年10月から2011年4月のThinkPad T410/T420/T510/W510/X100E/X120E/X200/X201/X201s、ThinkPad Edge 11/13/14のThinkPadに同梱して出荷した、米国向け約3万4,500個と、カナダ向け約2,900個の計約3万7,400個のバッテリパック。単体販売の一部バッテリパックも回収対象となる可能性がある。

米Lenovoでは、対象バッテリパックを規定の保障期間に関係なく無償で交換するとともに、交換用バッテリが到着するまでは、バッテリの利用を控えてほしいと呼びかけている。対象バッテリパックかどうかは、こちらの同社サイトで確認が可能。