【レポート】

HHKBキーボードをiPadで使いたい人に - Cerevo、USBキーボードをタブレット端末で使える「EneBRICK」正式発表

 

Cerevoは28日、USB接続のキーボードをiPhoneやiPad、Android端末で利用可能にするBluetoothデバイス「EneBRICK(エネブリック)」を正式発表した。同社が運営するWebプラットフォーム「Cerevo DASH」にて、クラウドファンディングとして2013年8月より発表していた製品。同日より販売開始し、直販サイト「Cerevo Store」価格は12,800円(税別)。初回出荷は4月上旬を予定し、「Cerevo DASH」で早期に支援したユーザーから順次発送される。

「EneBRICK」製品版

Happy Hacking KeyboardおよびiPadと接続したイメージ。実際のキー入力では遅延などを感じず、Bluetoothキーボードと遜色ない感覚で使用できた

「EneBRICK」は、USBキーボードを本体に有線接続すると、Bluetooth 2.1+EDR経由でiOS/Android端末で使用できるデバイス。一般販売されているモバイル用Bluetoothキーボードは、キーの小ささやストロークの浅さなどで打ちにくいこともあるが、本製品では使い慣れたデスクトップ用のUSBキーボードをそのままスマートフォン/タブレット用のキーボードとして利用できることが特徴。モバイル端末でのメールや文書作成など、文字入力作業が手軽に行える。

EneBRICK本体には、キーボードなどを接続するためのUSBポート2基(キーボード接続用、5V2.1A給電用)と充電用のmicroUSBポート1基を本体背面に装備する。また、6,000mAhのバッテリが内蔵されており、モバイルバッテリとしても利用可能。本体をスライドさせると、5~10型タブレット用のスタンドにもなる。本体サイズはW124×D64×H24mm(スライド閉じ時)、重量は約215g。駆動時間はキーボード利用時で約18時間。充電時間は約9時間。

対応機種はBluetooth対応のiPhone、iPod touch、iPadシリーズ、Bluetooth 2.1+EDR HIDプロファイルに対応したAndroid端末。対応OSはMac OS X 10.2.8以降、Windows 7以降。

通常版のほか、PFU製キーボード「Happy Hacking Keyboard」(HHKB)の〝ロゴ入り限定〝コラボモデル「EneBRICK HHKB Edition」も同時発売する。発売日は4月上旬。PFUの直販サイト「PFU ダイレクト」で取扱う。製品仕様は通常版と同等。

本体はスライド機構を備え、写真のように開けるとスタンドとして使用できる溝を設ける

背面にはキーボード接続用のUSBポート、5V2.1A出力できる給電用USBポート、本体充電用のmicroUSBポートを搭載

「HHKBをiPadで使いたい」 - メイドさんも登場した華やかな発表会

正式発表に伴い、都内・秋葉原の「AKIBAドラッグ&カフェ」で発表会が行われ、Cerevo代表取締役の岩佐琢磨氏が登壇、EneBRICKの開発背景や特徴を紹介した。

EneBRICKを掲げるCerevo代表取締役の岩佐琢磨氏

発表会は秋葉原のメイドカフェ「AKIBAドラッグ&カフェ」にて開催。かわいいメイドさんも登場

HHKBは無接点静電容量方式という軽量な打鍵感と最小限のキー数で省スペースが特徴で、いわば「ギークなユーザー御用達」ともいえるキーボード。岩佐氏は「HHKBなどのUSBキーボードを使えて、持ち出せるモバイルバッテリ」と製品を説明。もともとの発想は「HHKBなどのUSBキーボードをiPadで使えると便利」と開発者間で話が出たことからスタートしたという。USBキーボードを使うには電源供給としてバッテリが必要となる。すると、モバイルバッテリとして提供するのが良く、実際に使う場合はモバイルバッテリとしての利用が90%程度と想定している。なお、USBキーボードであればHHKBでなくとももちろん使用可能。

先述の通り、同製品は2013年8月に「Cerevo DASH」でクラウドファンディングにより購入希望者を募っていたが、支援者募集中にキーボードにこだわるユーザーや愛着を持つユーザーを中心に支持を受け、今回の一般販売に至った。特に、HHKB公式ツイッターが応援ツイートをしてのち、EneBRICK支援者が増加したという。発表会ではPFUの広報担当者も登場し、独自性の強い製品を発表していくCerevoを見習い「ギークなユーザーにもしっかりと訴求していきたい」と話していた。

HHKBコラボモデル。パッケージには「相当こだわった」と岩佐氏

開発途中のモック

基盤が内蔵されている2つのモデルは、上側が初期のもの、下側が製品版に近いものといい、部品点数も少なく洗練されている

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