市川由衣、8年ぶり主演作で多感な少女期の性体験熱演「女優人生の転機」

 

女優の市川由衣が、映画『海を感じる時』(9月13日公開)で単独では8年ぶりの主演を務めることが26日、明らかになった。

映画『海を感じる時』に出演する市川由衣(左)と池松壮亮

原作は、作家・中沢けいが18歳の時に応募し、1978年第21回群像新人賞を受賞した同名小説。当時は、現役女子高生が書いたスキャンダラスな文学として話題を呼んだ。愛を知らない少女が一人の男性と出会い、大人の女性へと目覚めていく姿が周囲の人間関係と共に描かれている。

主人公・恵美子は、高校の新聞部で先輩の3年生・洋と出会う。突然キスをされたことがきっかけで洋を求めるようになるが、洋は「女の人の体に興味があっただけ」と拒絶する。大切にされないと分かっていながらも体を差し出す恵美子。月日は経ち、洋は上京するが、恵美子も洋の近くにいたい一心で東京の花屋で働きはじめる。恵美子は、洋に必要とされたいと願いながら、寄り添っては傷つき、反発していく。

市川が演じるのは、その"大人の女"へと変貌を遂げようとする恵美子。大胆な演技で体現し、一途な思いながら葛藤する心の揺れを、繊細かつ力強く演じ、2006年の『サイレン ~FORBIDDEN SIREN~』以来、8年ぶりの単独主演に挑む。一方、洋を演じるのは、映画やドラマ、舞台など多岐にわたって活躍中の池松壮亮。監督は、『blue』(2003年)などで知られる安藤尋氏が務める。

「丁寧に恵美子に自分の心を重ねていきました」と役と向き合ったという市川。台本から受けた感想を「恵美子の女としてのどうしようもないもがき、痛さに、胸がしめつけられました」と語り、「覚悟がいる役でしたが、女として、役者として、挑戦したいとおもいました」と明かした。「出来上がった作品をみて、私自身が自分の代表作だと胸をはっていえる作品になりました」と自信をのぞかせ、「女優人生において転機となるような大事な作品なので、たくさんの人にみてもらいたいです」とアピールした。

一方の池松は、「今やるには挑戦的で、でも普遍的で、誰もやらないなら俺がやるよと思いました」と並々ならぬ覚悟で挑んだ。主演の市川を、「完成した作品をみて何より市川さんが素晴らしく、あらためて市川さんがこの役で良かったなと思いました」と絶賛し、その魅力を「少女性と母性の両方をちゃんと合わせ持った方で、それでいてどこか手が届きそうな、日常の先にあるような空気を身にまとった、すごくすてきな女優さんでした」と振り返っていた。

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