CyberZはこのほど、シード・プランニングと共同で2013年1月~2014年3月に実施したスマートフォンゲーム市場動向調査の結果を公開した。

同調査では、スマートフォンゲーム市場関係者へのヒアリングや、各機関の保有データなどをもとにスマートフォンゲームの市場規模を予測している。また、同調査ではスマートフォンゲームを、アプリマーケットで提供される「ネイティブアプリ」と、ゲームポータルサイトのマイページからプレイする「ブラウザゲーム」の2種類に分類している。

発表によると、2013年のスマートフォンゲーム市場規模は5468億円で、前年比178.0%の拡大となっている。2013年は、「ダウンロード無料・追加課金(アドオン課金)型」ゲームの普及が特に加速したという。

2013年のネイティブアプリの市場規模は3178億円で、前年比237.2%と大幅に拡大している。2012年に提供が開始されたパズル型RPGが人気を獲得し、2013年には国民的な大ヒットになった。パズル型RPG以外にもさまざまなジャンルのタイトルがリリースされ、海外デベロッパーによる世界的な有力タイトルも数多く提供された。

2013年のスマートフォンブラウザゲームの市場規模は2290億円で前年比132.2%。ソーシャルゲームとして急速な市場拡大が進んだフィーチャーフォン向けブラウザゲームのユーザーの多くが、2013年にスマートフォンへ移行したという。

同社は、スマートフォンの普及に合わせてスマートフォンゲームユーザーは引き続き増加すると見ており、2014年のスマートフォンゲーム市場規模を前年比120.4%の6584億円と予測している。また、2016年の市場規模予測は8238億円となっている。

タイプ別 スマートフォンゲーム市場規模(発表資料より)

スマートフォンゲーム市場規模 ネイティブアプリ / ブラウザアプリ合算(発表資料より)