シャープは3月25日、「ヘルシオ炊飯器」シリーズの新製品として「KS-PX10B」「KS-MX10B」「KS-MX18B」を発表した。KS-PX10Bは4月22日発売で、他の2モデルは5月15日発売。価格はオープンで、推定市場価格は、KS-PX10Bが90,000円前後、KS-MX10Bが50,000円前後、KS-MX18Bが53,000円前後(いずれも税別)。

ヘルシオ炊飯器。写真は「KS-PX10B」

ヘルシオ炊飯器は、釜内を直接かき混ぜる「かいてんユニット」の搭載を最大の特徴とする炊飯器。かいてんユニットは、自動洗米と炊飯の両方に使用される。かいてんユニットによる洗米は、手で洗った場合に比べて、米の表面にある、栄養や旨み成分を多く含んだサブアリューロン層を壊しにくいという特徴を持っている。

炊飯時、かいてんユニットは4回使用される。1回目は米を水に浸す段階。かき混ぜながら水に浸すことで、しっかりと吸水させることが可能だ。2回目が加熱時のかき混ぜだ。40°Cと60°Cの2段階でかき混ぜることで、米の旨みをアップする。3回目は、沸騰したタイミングでのかき混ぜだ。この段階でかき混ぜることで、米のふっくら感が約20%アップする。この段階でのかき混ぜは、KS-PX10B・KS-MX10B・KS-MX18Bから新たに採用された。4回目は連続沸騰時のかき混ぜ。連続沸騰時、米からは大量の泡が発生する。かいてんユニットによってこの泡をつぶして米に戻すことで、より旨みや甘みを引き出すことが可能となった。

かいてんユニットでかき混ぜることで、旨みや甘みを引き出す

内釜は、KS-PX10Bが鉄とアルミを使用した「極美ダイヤカット鉄釜」で、KS-MX10BとKS-MX18Bはステンレスとアルミを使用した「極美ダイヤカット釜」を採用。いずれも、加熱コイル上にダイヤカット状の凸凹を設けることで、発熱面積を拡大している。

KS-PX10Bは「ココロエンジン」を搭載。「旬の食材、祭事のおすすめ、健康サポート」の3つの観点から献立をサポートする。また、お菓子やおかずなど、かいてんユニットを使った「まぜ技クッキングメニュー」も搭載している。

炊飯容量は、KS-PX10BとKS-MX10Bが最大1Lで、KS-MX18Bが最大1.8L。本体サイズは、KS-PX10BがW263×D347×H230mm、KS-MX10BがW263×D343×H233mm、KS-MX18BがW288×D377×H265mm。質量は、それぞれ約6.7kg、約6.3kg、約7.6kgとなっている。