パナソニック ソリューションテクノロジーは、4月21日より、用途・目的に合わせ、「重複排除型」「秘密分散型」の2つのサービスから選択できる「クラウドバックアップサービス」の発売を開始すると発表した。

「重複排除型」では、オンプレミスで一旦、バックアップデータ量を削減し、暗号化したうえでクラウドに転送することで、バックアップ時間の短縮とデータ管理の安全性確保が可能になる。価格は、容量1,000GBのスタンダードパックが初期費用198万円~、月額費用が66,000円(いずれも税別)。

「重複排除型」

「秘密分散型」は、パナソニック独自開発のエンジンを使い、元データを単体では意味を持たない複数のデータに分散して保管する。万が一、クラウド側の障害により分散したデータが破損した場合でも残りのデータから元データを復旧することができるため、長期保管が定められている法定保存文書や会計情報、または個人情報や開発技術などの機密文書管理に適しているという。

「秘密分散型」

本サービスによる分散・復元の方式は、「3分散2復元」(三つに分散されたデータのうち二つを組み合わせることで復元が可能)が基本となるが、要望に応じて、分散・復元数は、最大で「7分散5復元」まで増やすことができるという。

価格は、容量100GBのスタンダードパックが初期費用10万円~、月額費用が2万円、容量1,000GBのバリューパックが初期費用10万円~、月額費用が10万円(いずれも税別)。