焼肉やBBQ、丼モノ好きなら青森県「十和田バラ焼き」をガツンとご賞味あれ!

 

青森県十和田エリアのご当地グルメと言えば「十和田バラ焼き」だ。戦後間もない三沢市で誕生した料理で、米軍から払い下げられた牛の脂身の多い部分やホルモンをタマネギと一緒に甘辛いタレで焼き上げたのが始まりだという。そこで今回、十和田バラ焼きの魅力に迫ってみた!

話題の「十和田バラ焼き」を食べ歩きしてみた(写真はイメージ)

B-1グランプリでも常連のグルメ

何やらプルコギみたいな料理だなと思うが、それもそのはず。調理法には朝鮮料理の影響が色濃い。三沢で生まれたバラ焼きはなぜか近隣の十和田で大ヒットし、今では三沢ではなく十和田のご当地グルメとなっている。そして、北海道・東北B-1グランプリでは、2年連続で優勝を果たした。

現在、十和田市内では80軒以上の飲食店が十和田バラ焼きを提供している。また、現地の各家庭でもその味が楽しまれているのだとか。さてさてどんな味なのか、現地で食べてみねばなるまい。

オススメはミニバラ焼丼をラーメンと

最初に訪れたのは、創業40年の老舗「上高地食堂」だ。経営者の中田千代さんは、「タレは自家製で昔からずっと同じ製法で作っています。こだわりといえばそれくらいかなぁ」と笑う。とはいえ、青森県産の牛肉や実家から分けてもらうニンニクを使っているそうで、料理を目の当たりにする前から期待がドドっと膨らむ。

「バラ焼き」は単品で900円。自分で鉄板を使って焼くシステムだ。牛肉とタマネギを自家製ダレと絡ませながらじゅうじゅうと焼き上げる。このシズル感が実にいい! 何だかんだ言っても、肉の一番おいしい部分は脂である。バラ焼きというだけあり、この脂分のうまみが鉄板全体に染み出している。甘辛いタレとのハーモニーも絶妙だ。

「脂がないとおいしくない。でも脂ばっかりでもくどい。そのバランスですね」と中田さん。こりゃあビールが進むわぁ。ちなみにこの店は、バラ焼きを丼にした「バラ焼丼」(750円)も名物だそう。「『ミニバラ焼丼』と『ラーメン』(各500円)をセットで食べる人が多いですね」ということだが、このダブルで効きそうなスタミナセットは魅力的である。

「上高地食堂」の「バラ焼き」は単品で900円

●information
上高地食堂
十和田市大字法量字焼山64

黒毛和牛を昔ながらの甘辛タレで

次の店は、奥入瀬渓流の入り口にある「ドライブイン 桂月(けいげつ)」。この店も創業以来46年間、昔からの味を守っているという。ちなみに、「昔はドライブインだったけれど、今はもう食堂みたいなもんだよ。でも看板を変えるわけにもいかなくてねぇ」と、店主の田中一守(かずもり)さんは屈託なく笑う。

この店も牛肉はもちろん、ニンニクやリンゴなどに地元の食材を使っている。「牛は県産牛のブランドじゃない黒毛和牛。脂のノリがいいんだよね」。肉質で言えば、A4やA5等級に引けを取らないという。「バラ焼きのタレは店ごとに全然違うね。だから食べ歩きが面白いんだろうね」とのこと。

「バラ焼き定食」は980円。生卵、お新香、惣菜ひとつに味噌汁付きと結構なボリュームだ。そして、自分で鉄板で焼くのと、厨房で焼いて鉄板で出すスタイルとがある。筆者としては、やはりここはいい匂いをかぎながら、自分で焼く楽しみを味わって欲しいと思う。

ここのバラ焼きも、甘辛い味付けだけれどそれほど濃口じゃない。いつまでもパクパク食べられるんじゃないかと思ってしまうほど、とにかくご飯に合うのだ。「観光客の中には、服が汚れるから自分で焼きたくないって人もいるんだよね。だから選べるようにしているんですよ」と田中さん。女性にはうれしい心配りである。

「ドライブイン桂月」の「バラ焼き定食」は980円

●information
ドライブイン 桂月(けいげつ)
十和田市大字法量字焼山64-263

実は牛肉じゃないお店もある

「しかし、どうやらバラ焼きは牛肉ばかりじゃないらしい」という話を聞きつけて、最後に向かった先は「味盛食堂」だ。ここでは、どうして豚肉なのか?という素朴な質問を店主の岩崎裕子さんにぶつけてみると、「どうしてって別にあまり意識してないけどね。豚肉を使ってもいいでしょう」と自然体のご返答。

「豚肉を使ってるのはうちくらいかも」とのことだが、この姿勢は30年間変わっていないという。そしてもうひとつ、定番スタイルが丼なのだ。つまり豚バラ丼なのである。ただし、商品名は「バラ焼丼」(700円)。タマネギとニンニク、ショウガのきいたタレを絡めジャジャっと焼き上げて出来上がり!

「ハイお待たせー」と出てきたそれは、かなりのボリュームにびっくりするサイズ。「うちのお客さんは、学生や若いサラリーマンも多いからね。おなか一杯になってほしいから」と岩崎さんは微笑む。タレは甘辛い自家製ダレで、豚バラのうまみがじんわり口の中に広がる。「ああ、幸せ」と自然に思ってしまった。

「味盛食堂」の「バラ焼丼」は700円

●information
味盛食堂
青森県十和田市東二十二番町24‐12

いずれの店も「十和田バラ焼き」のスタンダードを守りつつ、それぞれのオリジナリティをしっかりと出していて値段も手ごろ。焼肉やBBQ、丼モノが好きな人ならば大感激間違いなしのご当地グルメが「十和田バラ焼き」なのである。是非一度お試しあれ!

※記事中の情報は2014年2月取材時のもの

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