内閣官房情報セキュリティセンター(NISC)は3月18日、全府省庁が参加した「3・18(サイバー)訓練」を実施したと発表した。

近年、日本に対するサイバー攻撃が複雑・巧妙化する現状を踏まえた上で、「複数の政府機関を同時に狙うサイバー攻撃が発生」という想定の下に訓練を実施したという。

NISCと各府省庁担当者、重要インフラ事業者との間で情報収集、情報共有訓練を行なったほか、国の機関の壁を越えて連携し、被害拡大を防止する支援体制「CYMAT(Cyber Incident Mobile Assistance Team)」による緊急対処訓練を組み合わせて実施して、関係者間の連携習熟を図った。

国家規模の大規模サイバー攻撃では、2013年3月に韓国の放送局や銀行を狙った「韓国320サイバーテロ」が有名だ。