米Googleは3月17日(現地時間)、現在米カリフォルニア州サンフランシスコで開催されているGame Developer Conference (GDC)において、Google Play Services 4.3とそれに付随するいくつかの新機能を発表した。この中にマルチプレイヤーゲームでのiOSサポートが含まれており、ターン制のゲームでもリアルタイムゲームでも、AndroidとiOSの垣根をまたいでプレイヤー同士が遊ぶことが可能になる。ゲームのクロスプラットフォーム対応がさらに進むとの意見もある。

米サンフランシスコで開催中のGame Developers Conference 2014

同件は9 to 5 Macが報じている。最近ではGoogle自らがAndroidとiOSのクロスプラットフォーム開発環境をリリースしていたりするが、こうしたツール群を使って両プラットフォームをターゲットとしたアプリ開発を行うことで、当初からクロスプラットフォームを前提としたマルチプレイヤーゲームを提供といったことも容易になるとみられる。また、クロスプラットフォーム開発を前提としなくとも、Google Play Game Servicesを組み込むことでiOSアプリを同サービス対応にできるため、メリットは大きい。

このほか4.3の新リリースの特徴としては、Google AnalyticsとGoogle Tag Managerとの連携が強化されたほか、Google+のサークルやプレイヤー検索を利用してゲーム内オブジェクト(通貨やアイテム等)のやり取りを行う「Game Gifts」機能の追加、ゲームカテゴリの拡充や招待機能の強化などが行われている。