自分の時間をあまり持てない女性が多い

第一三共ヘルスケアは11日、「ライフスタイルに関する意識・実態調査」の結果を発表した。調査は20~39歳の女性を対象として2月18日~20日にインターネット上で実施。500名の回答を得た。

「掃除」「自分磨き」を後回しにする女性が多い

1日のうち、自分一人で過ごす「自分時間」の長さについて聞いたところ、「2時間程度」が22%で最も多かった。「1時間程度」の10%、「1時間未満」の6%と合わせると、約4割の女性は自分時間が1日2時間以下だった。

真っ先に後回しになるのは「掃除」

「ふだんの生活の中で、後回しにしがちなことはあるか」を聞いたところ、94%が「ある」と回答。具体的には、「掃除」(部屋62%・トイレ46%・お風呂34%)という回答が多く挙がった。それ以外では、「運動(自分でのトレーニング)」(35%)、「美容院」(29%)、「ネイルケア」(23%)など、「自分磨き」を後回しにしている女性も少なくないことがわかった。また、「友達とのコミュニケーション(メール・LINEなど)」(34%)は、3割以上が後回しにしていた。

更に自由回答では、「気分が沈んでいる日は、入浴も歯磨きもやらずに、そのまま寝てしまう(22歳・学生)」「食事をとることが面倒になり、余り食べず痩せることが多い(29歳・主婦)」など、生活の基本的なことまでないがしろにしている回答もあり、「自分のケア」までもおろそかにしている"放置女子"たちの残念な実態が明らかになった。

ストレスから体調面に悪影響が出る人も

自分のケアがおろそかになる状況について聞いてみると、「つい面倒でメイクを落とさず寝てしまい、翌朝顔が乾燥すると、すごく後悔する(27歳・事務)」「忙しいと部屋があれて、心まであれる悪循環に(36歳・研究)」「家事が後回しになってたまると、ストレスになる(28歳・公務員)」などの声があがった。

ストレスで心にも身体にも悪影響が出ている

また、全員に「ふだんの生活においてストレスを感じるか」を聞いたところ、約9割が「感じる」と回答。さらに、「ストレスを感じているときにどのような状態になるか」については、「イライラしてしまう」(90%)、「怒りっぽくなってしまう」(80%)など精神面での影響とともに、「なかなか疲れがとれなくなる」(77%)や「身体がだるくなる」(70%)といった体調面への影響を挙げる人が多くみられた。