撮影現場より、神谷薫を演じる武井咲と、明神弥彦を演じる大八木凱斗。(c)和月伸宏/集英社 (c)2014「るろうに剣心 京都大火/伝説の最期」製作委員会

和月伸宏原作による実写映画「るろうに剣心 京都大火編/伝説の最期編」の撮影現場取材が昨年10月下旬に神奈川県の三浦半島にて行われ、神谷薫役の武井咲、相楽左之助役の青木崇高、明神弥彦役の大八木凱斗が取材に応じた。

前作の映画「るろうに剣心」から約2年ぶりの撮影となる武井と青木。前回と同様、アクションに多大な時間を割いていると語る青木は「ただ前と同じレベルの事をやっても面白くないでしょうし、前作の土台があるからできる、面白い見せ方というのもあると思っている」と意気込み、武井も現場の空気感について「前作を超えるものを作ろうという勢いを感じました」と述べた。

青木は大友監督の現場について「とにかく本当に刺激的で挑発的」「衣裳ひとつにしても、実は前作と裏地が違っていたりと、ルーティンワークをしているような人はこの現場には1人もいません。1人ひとりが自分の役割を最大限に見つめ直しています」とコメント。すると武井も、自身が演じている薫のビジュアルが前回から変わったことを明かす。前回はパッツンだった前髪は、大人っぽさを演出するために斜めに流すように変化。少し成長した薫を表現するために、着物も前作より雰囲気が変わっているという。

またあらゆるシーンを基本的に長回しで撮っていることも、この現場の特徴のひとつ。青木は「どんなことが起きてもいいように、自分たちがどう用意して動けるかを考えて演じるのがすごく面白い。思いがけない表情を撮られていることもある」と振り返ると、武井も「どこを撮られているか全然わからないです」と同意する。今回初めて「るろうに剣心」の撮影に参加する明神弥彦役の大八木凱斗も、はじめは戸惑う部分があったが、「いろんな角度から撮られていて、それをモニターで見たときに『じゃあ次はこうしよう』と考えることができるので、すごく勉強になります」と前向きな姿勢を見せた。

映画「るろうに剣心 京都大火編」は8月1日にロードショー。続く「るろうに剣心 伝説の最期編」は、9月13日に公開され、原作ファンの間でも人気の高い京都編がベースに描かれる。