ユミコチバアソシエイツは、日常のありふれた素材、特にインテリアに関連したモチーフを使用して、絵画、オブジェのみならず、空間への独自のアプローチ/インスタレーションを行うアーティスト、東恩納裕一の新作個展「Ubiq」を開催している。開催期間は4月5日まで(日月祝は休み)、会場は東京都・西新宿のYumiko Chiba Associates viewing room shinjuku。開館時間は12:00~19:00。入場無料。

《untitled (LT.100-01)》2014 162x130x5cm cYuichi Higashionna, Courtesy of Yumiko Chiba Associates

《untitled (chandelier 17)》2014 80x70x70cm cYuichi Higashionna, Courtesy of Yumiko Chiba Associates

同展は、2001年より継続して制作されている「シャンデリア」シリーズや、窓の格子・ブラインドにインスピレーションを得た新作絵画、2008年以来、久々の発表となる映像作品などから構成されている。多数の蛍光管が使われている「シャンデリア」シリーズは、白く明るい、フラットな光を好む日本/日本人の"蛍光灯文化"に対して、作家自身が感じているアンビバレントな思いが表明されており、今回の新作には初めてLEDも併用されている。

また、三宿にあるアートスペース「CAPSULE」でも個展「bascule」を開催しており(4月13日まで。土日12:00~19:00のみオープン)、4月19日からはCAPSULEに隣接されたカフェ「SUNDAY」でも展示を行う。こちらは、上記の「Ubiq」展と同一シリーズの新作絵画やアニメーションに加えて、大型のミラーオブジェ、オプティカルなインスタレーションなどを展開している。