高さ300mの日本一の超高層ビル"あべのハルカス"(大阪市阿倍野区)がグランドオープンを迎えた7日、通天閣(大阪市浪速区)では"300"にかけて展望台の入場料300円均一キャンペーンを実施し、通常の約1.5倍の入場者数を記録した。

通天閣の展望台から見た、新名所・あべのハルカス

300円均一キャンペーンは、3月7日の12時~20時30分受付を対象に実施。通常700円(大人)の展望台入場料が半額以下の300円となった。キャンペーンが始まる12時になると、多くの入場客が駆けつけ、展望台に上がるエレベーターの前には、長い行列ができた。そして結果、通常の約1.5倍の入場者数を記録した。

また、あべのハルカスの高さ300mの"3"という数字にちなんで、3月7日~4月6日は、通天閣の入場券を提示すると近隣施設の天王寺動物園の入園料が3割引になるキャンペーンも実施している。

通天閣を運営する通天閣観光の高井副社長は「"あべのハルカス"さんは、通天閣からキレイに見れるんです。見るなら通天閣で!」とおすすめ。また、「阿倍野・天王寺・新世界というエリア全体で盛り上がっていければ」と新名所誕生で地域全体が活性化することを望み、「"あべのハルカス"さんは日本一高いビル。通天閣は"日本一おもろいタワー"として、これからもおもろいことバンバンやっていきますよ!」と意気込んでいる。

なお、通天閣では、キスしたカップルは展望台の入場料が半額になるバレンタインデー恒例行事「チュー天閣」や、富士山が世界遺産に登録された際には、通天閣がある新世界というエリアにちなんで「新世界遺産宣言」をするなど、ユニークな企画を次々と展開している。

通天閣最上階の展望台、黄金のビリケン神殿

外から見た通天閣

300円均一キャンペーン時の行列の様子