偉人の誕生日や記念日などを祝うため、特別なデザインとなるGoogleのロゴ「Doodle」。本日3月7日~8日にかけて、3月8日の「国際女性デー」を記念した映像を用いた特別デザインのロゴが公開されている。

3月7日~8日にかけて掲出される、「国際女性デー」にちなんだDoodle

3月8日の「国際女性デー」(国際女性の日)にちなんだDoodleは、手描き風のタッチで女性を示す記号を用い、多くの女性が集まっているかのような表現を行っているアニメーションロゴ。記号の色は、Googleの元のロゴの色を採用しており、中央の大きな記号をクリックすると、世界各国の女性たちの姿をとらえたYouTubeのムービーが再生される。このDoodleを前日の7日から公開した理由に関して、Google広報は、「より長い時間楽しんでいただくため」とコメントした。

また、「国際女性デー」は、国連が定めた記念日「国連デー」のひとつで、女性の人権に関する記念日。1857年3月8日、アメリカ・ニューヨーク市で被服工場や繊維工場で働いていた女性たちが、非人間的な労働条件と低賃金に対して抗議行動を起こしたことに由来する。1910年、コペンハーゲンでの「第2回国際社会主義婦人会議」にて、ドイツのクララ・ゼトキンらが3月8日を"世界各国の女性が、男女平等と平和のための行動を起こす日"として提唱し、1975年には国連が「国際女性デー」と定めた。

そのほか、1908年の同日、アメリカの女性労働者たちが、労働時間の短縮や賃上げ、選挙権、児童労働の廃止を訴えるデモ行進の際に掲げたスローガン「パンとバラ」にちなみ、この記念日にバラを用いたキャンペーンや個人的な贈答が行われることもあるという。「パン」は賃金や労働条件などの経済的安定、「バラ」は女性の尊厳として生活の質の向上を示すということだ。

なお、Doodleのテーマの選定やこれまでに注目されたDoodleの制作ストーリーについて聞いたGoogle担当者のインタビューを掲載しているので、こちらも参照してみてほしい。