カシオ計算機は7日、耐衝撃ウオッチ「G-SHOCK」の新モデルとして、海上で役立つ機能を多く搭載した海洋コンセプトの「GULFMASTER(ガルフマスター)」を発表した。ベゼルとバンドの色によって2モデルを用意。6月27日より発売し、価格は57,000円(税別)。

GULFMASTER「GWN-1000」は、「荒波に抗う強き男」をイメージ。天候の変化を予測できる気圧計測機能、進むべき方向を確認できる方位計測機能、潮汐情報が分かるタイドグラフなど、海上で役立つ機能を満載した。

G-SHOCK・GULFMASTER「GWN-1000」

気圧をデジタルで表示するとともに、ベゼル部分に刻印した数値を針で指すことによって、前回計測した気圧との差を示す。気圧の変化を、アナログで感覚的に、デジタルで数値として認識できるようにした。急激な気圧変化が生じた際は、インダイアルのアイコンとアラームで通知。天候変化への備えをサポートする。

方位計測機能は、秒針で北を指針してくれるため、自身が進むべき方向が分かりやすい。また、設定したエリアの潮汐情報が分かるタイドグラフでは、進路先の海面の状態をあらかじめ知ることができる。

操作性では、電子リューズスイッチを用いる「Smart Access」(スマートアクセス)を採用。りゅうずを引く・回す・戻すといった感覚的な操作によって、多くの機能をスムーズに使いこなせる。センサー計測の操作は1つの専用ボタンに集約しており、操作音で計測モードを把握できるようにした。加えて、ケースと一体化したような新しいバンド構造により、柔軟性のあるソフトウレタンバンドの採用を可能とし、装着性も向上したという。

そのほか、世界6局の標準電波に対応した電波時計機能、20気圧防水、-10度~60度の温度計測、1/100秒ストップウオッチ、世界29都市のワールドタイム、タイマー/アラームといった機能を備える。本体サイズは44.9×55.8×16.2mm、重さは約101g。