JR西日本福知山支社は今年も、特急「はまかぜ」一部列車の竹田駅への臨時停車を実施する。「天空の城」として知られる竹田城跡への利便性向上を図るのが目的。臨時普通列車「天空の城 竹田城跡号」も運転される。

特急「はまかぜ」が臨時停車する竹田駅

ラッピング列車として運行する「天空の城 竹田城跡号」イメージ

特急「はまかぜ」の臨時停車は、竹田城跡の山開きに合わせて3月20日から実施。5月6日までの毎日と、5月10日から6月29日までの土休日限定で、下り「はまかぜ1・3号」、上り「はまかぜ4・6号」が竹田駅に停車する。同時に、全但バスによる竹田駅と竹田城跡を結ぶ周遊バス「天空バス」の運行も開始となる。

山開きに向けて整備を進めてきた竹田駅の駅舎リニューアル工事もこのほど完了。山開き当日には、新たな装いとなった駅舎で来場者を迎えることとなり、特急「はまかぜ1号」が臨時停車する11時43分頃には、武者姿の甲冑隊などによる出迎えも実施するという。

4月26日から5月6日までの毎日、および5月10日から6月29日までの土休日には、和田山駅と竹田駅を結ぶ臨時普通列車「天空の城 竹田城跡号」(和田山駅10時26分発・竹田駅10時33分着・寺前駅11時28分着)も運転。同列車に使用されるキハ40形(1両)に、四季折々の竹田城跡の景色をデザインしたラッピングを施して運行する。

京都方面から竹田城跡を訪れる場合、京都駅8時36分発の特急「きのさき1号」から福知山駅で特急「こうのとり1号」へ乗り継ぎ、和田山駅で「天空の城 竹田城跡号」に乗り継ぐと、京都駅から竹田駅までの所要時間は1時間57分となり、アクセスが向上する。大阪方面から竹田城跡をめざす場合も、同様に「天空の城 竹田城跡号」を利用することで、大阪駅~竹田駅間の所要時間が2時間21分へと短縮される。