KADOKAWAは、新Webサービス「コミックウォーカー」を2014年3月22日にスタートすることを発表した。

3月3日には発表会を開催。左から『艦隊これくしょん -艦これ-』赤城役の藤田咲、KADOKAWA代表取締役専務・古谷徹氏、コミックウォーカー統括部長・古林英明氏、『機動戦士ガンダム』アムロ・レイ役の古谷徹

「コミックウォーカー」は、KADOKAWAが発行する23の漫画誌とウェブマガジンからセレクトした連載中の150作品と「コミックウォーカー」完全オリジナルの50作品、計200作品をすべて無料で読むことができる新サービス。スマートフォン、タブレット、パソコンとマルチデバイスに対応している。(iOS、Androidの両OSに対応)閲覧した作品の更新情報や履歴からオススメ作品が表示されるマイマガジン機能のほか、日本語、英語、中国語の3カ国語に対応し、1クリックで切り替えが可能。会員登録を行えば、作品更新情報の送付など便利なサービスを受けることもできる。。

漫画誌掲載時はモノクロだった作品の中には、最新の彩色技術でフルカラー化されるものもあり、フルカラー化第1弾は、生誕35周年を迎える人気アニメ『機動戦士ガンダム』の公式コミカライズ『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』と新劇場版でも話題の『新世紀エヴァンゲリオン』の2作品。安彦良和氏、貞本義行氏の美麗な原画をフルカラーで楽しむことができる。

また、「コミックウォーカー」の掲載作品はコミックス化され、KADOKAWAの新コミックレーベルより発売。コミックス単行本と電子書籍ストアBOOK☆WALKERなどで配信される電子版コミックスの制作も予定されている。そのほか、新しいクリエイターの発展・育成を支援するため「ComicWalker新人大賞」の創設、大ヒットブラウザゲーム『艦隊これくしょん-艦これ-』をテーマに描かれたコミック・イラスト作品を募集する「艦これ コミックス・イラスト大賞」など、「コミックウォーカー」発の新企画を続々と予定している。

昨年10月1日に主要事業会社9社と合併し、新体制でさらなる成長を目指しているKADOKAWAだが、「コミックウォーカー」はワンカンパニーとなったKADOKAWAが合併後初めて立ち上げる大型新規事業。「コミックウォーカー」は1億ページビュー、ユニークユーザー数100万人を当面の目標として掲げており、ダウンロード数や一時的にサイトを訪問した人数ではなく、毎月確実にコンテンツを読むため、サイトやアプリを活用するユーザー数の目標として、まずは100万人が楽しめるWebサービスを目指していくという。