ビー・エム・ダブリューは4月4日、刺激的なロードスターのスタイリングにスーパーバイクの走りを融合したネイキッド・モーターサイクル「S 1000 R」を発売する。

「S 1000 R」

同モデルは、直列4気筒エンジンを搭載したスーパースポーツモデル「S 1000 RR」の実質的なカウルレスモデルで、BMWではロードスターと呼ぶジャンル、いわゆるストリートファイターのニーモデルとなる。

エンジンは、「S 1000 RR」の999cc並列4気筒をリファイン。日常走行とスポーティな走りのどちらにも対応できる理想的なセットアップを追求したという。低・中回転域の出力とトルクが大幅に強化され、最高回転数は約2,000rpm低く抑えられた。最高出力は156PS (日本仕様)となっている。4種類の走行モードを選択でき、オートマチック・スタビリティ・コントロール(ASC)、ダイナミック・トラクション・コントロール(DTC)も標準装備される。

フレーム、サスペンションは、「S 1000 RR」と同様に、アルミ合金製ブリッジタイプ・フレームを採用し、フロントに調整式倒立フォーク、リヤに調整式センター・スプリング・ストラット付きデュアル・スイングアームを装備する。「HP4」にも採用された電子制御ダンパー・コントロールのダイナミック・ダンピング・コントロール(DDC)も標準装備。ダンパーの減衰力を走行状況に合わせて1/1,000秒単位で調整し、より優れたパフォーマンスを実現する。

アルミ製のガソリンタンクを採用するなど、軽量化にも力が注がれており、車両重量はわずか206kgとなった。トランスミッションは6速、価格は169万9,000円。