米International Rectifier(IR)は2月24日(米国時間)、シンガポールにて建設を進めてきた先端の極薄ウェハ処理工場「IRSG」の生産を開始したことを発表した。

同工場は、同社工場およびファウンドリにて処理されたウェハの薄化、金属被覆、試験、独自のウェハレベル処理などを行うことを目的としたもので、敷地面積は6万ft2、初期従業員数は約135名で、最新世代のパワーMOSFETやIGBTなどの製品の処理を担当するという。

なお、同社では、IRSGは主力アセンブリ拠点にも近いため、最終ウェハ処理の統合も可能になるとしており、柔軟性の向上や生産サイクルタイムの改善なども期待できるとコメントしている。