日本ヒューレット・パッカードは26日、コストパフォーマンスに優れたA4インクジェット複合機「HP Officejet 4630」を発表した。3月3日より発売する。同社の通販サイト「HP Directplus」での価格は9,800円(税別)。

HP Officejet 4630

コピー/プリント/スキャンに加え、ADF/FAXも備えるA4複合機。自動両面印刷機能にも対応するなど、エントリモデルとは思えないほど多機能。無線LAN機能も標準で搭載し、スマートフォンなどのモバイル端末からのワイヤレス印刷が可能な「ワイヤレスダイレクト機能」に対応する。プリント速度はモノクロ約8.8枚/分、カラー約5.2枚/分。コピー速度はモノクロ約6枚/分、カラー約4枚/分。

インクシステムは4色で、黒インクは耐水性の顔料系。カラーインクは2種類のインクドロップサイズの「デュアルドロップボリューム・テクノロジー」により、インクを差し替えることなく普通紙やフォト用紙に最適な品質で印刷できる。カラーインクを外して黒インクのみで印刷できる「シングルカートリッジモード」にも対応。モノクロ中心のプリント環境でも活用できる。

そのほか主な仕様は、印刷方式がオンデマンド型サーマル・インクジェット、解像度が4,800×1,200dpi。ノズル数は黒インクが336ノズル、カラーインクが1,248ノズル。対応用紙サイズはA4サイズまでで、用紙トレイに普通紙100枚、ADFには35枚までの用紙をセット可能。スキャン部の光学センサーはCIS、光学解像度が1,200×1,200dpi。

インタフェースはUSB 2.0、IEEE802.11b/g/n対応無線LAN。タッチフレーム付き2型モノクロLCDを搭載する。本体サイズは、W491×D225×H393mm、重量は7.6kg。対応OSは、Windows XP(SP3) / Vista / 7 / 8 / 8.1、Mac OS X 10.6~10.8。