トレンドマイクロは2月25日、日本マイクロソフトと協業し、Windows Azure環境のセキュリティ強化に取り組むことを発表した。今後両社は、Windows Azure環境に適したセキュリティソリューションの開発およびビジネス推進を行う。

協業内容は「Windows Azure仮想マシン上での動作検証」「安全に実装するための技術ガイダンスの開発」「Windows Azure実装パートナーへの支援」「Microsoft Technology Centerにおけるクラウドセキュリティに関するコンテンツの共同開発」の4つを中心に協業を進めていく。

同協業を開始するにあたりトレンドマイクロは、サーバセキュリティ対策製品「Trend Micro Deep Security(TMDS)」をWindows Azure上で動作検証。オートスケール環境にも適した動作をすることを確認した上で、Windows Azure環境でのTMDSサポートを2月25日より開始する。その他製品に関しても動作検証を行なっていくという。

また、各種製品の動作検証だけではなく、日本のユーザの利用シナリオを想定した技術検証やWindows Azure独自の環境での技術検証を、両社のエンジニアおよび実装パートナーと連携して行う。これによって安全に実装するための技術ガイダンスを開発し、2014年3月にリリースする予定だ。

Azure実装パートナーへの支援では、Azure Circleパートナーに対して、セキュリティ製品を実装するための技術トレーニングを2014年第2四半期から両社が共同で開始する。

ほかにも、日本マイクロソフトの品川本社オフィスにて展開されている各種ハンズオンセッションや、ブリーフィングを行う施設であるMicrosoft Technology Centerにおけるクラウドセキュリティに関するコンテンツの共同開発を通して、法人顧客およびパートナー企業へ最新のクラウドセキュリティに関する情報提供を、2014年第2四半期より開始するという。