LINEは26日、同社が運営する無料通話・メッセージアプリ「LINE」において、国内外の固定電話や携帯電話へ発信できる新電話サービス「LINE電話/LINE Call」を提供すると発表した。3月より日本、米国、メキシコを含む世界6カ国でサービスを開始する。

「LINE電話/LINE Call」画面イメージ

LINEアプリでは、これまでも無料通話が可能であったが、発信先はアプリ利用者に限られていた。今回発表した「LINE電話/LINE Call」は、通話対象を拡大するもので、店舗や施設の固定電話番号や、携帯電話番号にもLINEアプリから発信できるようになる。

LINEのiOS/Android版アプリに携帯電話番号を使って登録しているユーザーであれば、初期設定は不要(Facebook認証のみで登録している場合は利用できない)。端末の電話機能と同様に、端末内に保存された連絡帳や通話履歴から発信先を選択して通話が行える。加えて、650万件を超える電話番号データベースを用意しており、店舗や施設の電話番号を検索可能。

料金プランは、事前に通話時間分をチャージする「コールクレジット」と、30日間上限時間(60分間)まで通話料金が割引になる「30日プラン」の2通り。コールクレジットの通話料金は、携帯電話への通話が14円/分、固定電話への通話が3円/分。

一方、「30日プラン」の料金は、固定電話と携帯電話に通話可能な割引プランが390円/30日間、固定電話のみに通話可能な割引プランが120円/30日間。各プランに加入することで、携帯電話への通話料金が6.5円/分、固定電話への通話料金が2円/分に割引される。

なお、同社ではLINE電話/LINE Callの提供に先立ち、27日より同サービスのLINE公式アカウント(@linecalljp)を公開。同アカウントを友だち登録した先着10万人に対して、100円分の無料通話が行えるクレジットを贈呈するキャンペーンを実施する。

(記事提供: AndroWire編集部)