イーフロンティア、3Dキャラクタデザインソフト「Poser」シリーズ最新版

イーフロンティアは、3Dキャラクタデザイン&アニメーションツール「Poser」の最新バージョンを3月28日に発売する。価格(税別)は「Poser 10 日本語版」のパッケージ版が14,800円、ダウンロード版が12,800円、「Poser Pro 2014 日本語版」のパッケージ版が48,000円、ダウンロード版が39,000円。アカデミック/ビジネスライセンスも用意。

Poserは、あらかじめ用意された多彩な人物などのキャラクタを使って、画像や映像を作成できる3Dキャラクタ作成ソフト。キャラクタに自由なポーズや表情を付け、やはり豊富に用意された衣服を着せて、写実、絵画調、イラスト風などのさまざまな表現が可能。最新版となるPoser 10では、Pixerサブディビジョンサーフェイス、Bullet物理演算、コミックブックプレビューなどの機能が追加されている。

Pixerサブディビジョンサーフェイスは、小道具、フィギュア、個々のボディパーツごとのサブディビジョンレベル調整を可能にする機能。変形をより自然に、サーフェイスをより滑らかにする。

Bullet物理演算はリジッドボディダイナミクス、ソフトボディダイナミクス、ストランドベースのダイナミックヘアーのシミュレーションを行う機能。複雑に作用しあう動きのシミュレーションが可能になり、小道具やキャラクタに、揺れたり跳ねたりする効果を簡単に付加できる。コミックブックプレビューはコミック風の静止画またはアニメーションを、カラーやモノクロで作れる機能。輪郭線を自在に調整して、コミックアートを作成できる。

上位版となるPoser Pro 2014は、プロのアーティストやプロダクション向けの製品。リグとテクスチャが設定された3Dキャラクタを、プロジェクトに手早く導入できる。Poser 10の機能に加えて、64bit対応、ネットワークレンダリング、ハイエンド3DCGツールとの連携、服をキャラクタに合わせるフィットルームなどの機能を備えている。

フィットルームは、あらゆるPoserフィギュアに対して、衣服や小道具をインタラクティブにフィットさせて、サイズの合った新しい着用衣服を作れる機能。自動的に仮合わせをしたり、タイトフィットにしたり、硬い素材の特性を持たせるといった作業が、5つのインテリジェントなメソッドで自動的に行える。

Poser 10およびPoser Pro 2014ともに、対応OSは、Windows XP / Vista / 7 / 8、Mac OS X 10.6 / 10.7 / 10.8 / 10.9。なおPCのグラフィックス環境として、OpenGLを実装したビデグラフィックスカードもしくはチップセットが推奨されている(高度なリアルタイムプレビュー機能を使用するには、最新のNVIDIA GeForceシリーズ、AMD Radeonシリーズが必要)。