『リアル鬼ごっこ』などで知られる作家・山田悠介の小説『ライヴ』が、井口昇監督によって映画化され、5月10日から公開をスタートすることが22日、明らかになった。

映画『ライヴ』に出演する大野いと(左)、森永悠希(中央)、山田裕貴 (C)2014「ライヴ」製作委員会

井口監督は、『片腕マシンガール』(2007年)が国内外で熱狂的な人気を博し、海外でも北野武や三池崇史と並ぶ知名度を誇っている。最近では中川翔子が主演を務めた『ヌイグルマーZ』を担当。映画『ライヴ』では、山田悠介の原作本そのものが"攻略本"として劇中に登場するという前代未聞のストーリーが展開する。

また、主題歌はシンガーソングライター・片平里菜の「あなた」に決定。『海賊戦隊ゴーカイジャー』で注目を集めた山田裕貴、女性ファッション誌『Seventeen』の専属モデルで女優の大野いと、『カノジョは嘘を愛しすぎてる』(2013年)の劇中バンドのドラムでCDデビューを果たした森永悠希らが主要キャストを務める。

原作の舞台は、感染すると死に至る奇病"ドゥーム・ウィルス"が蔓延した日本。あるはずのない特効薬がもらえるという噂がネットで広がり、感染した母を持つ田村直人は、半信半疑で集会所で行く。そこでは、完走者が特効薬を手に入れることができるというトライアスロンが開かれ、田村は予測不可能な数々のトラップが仕掛けられたその"デスレース"へと挑む。