Googleは20日、新しい「Googleマップ」を正式に提供開始した。新デザインや新機能を備え、よりスムーズに検索やストリートビューにアクセスできる。

新しいGoogleマップ

新しいGoogleマップでは、従来ブラウザの左側に配していた専用の検索スペースを排除。地図をブラウザ全面に大きく表示させた。検索ボックスは地図上の左上隅に設け、検索結果は地図上に表示。検索結果で表示されたアイコンをクリックすると、詳細が表示される。

東京・六本木地区でラーメンを検索した場合の検索結果

また、目的地までのルート検索では、ルートの選択肢を地図の左上に表示させ、所要時間や移動距離を一括で確認できる。また、ストリートビューでルートを閲覧できるプレビュー機能や、複数ルートの移動時間や距離を表示する機能も用意する。

このほか、地図の左下にGoogle Earth用のボタンを設け、クリックすると表示中の場所の3Dマップが見られるほか、画面下に主要な場所のストリートビューや、ユーザーがアップロードした風景写真が自動的に配され、手軽に閲覧できるようになっている。

新しいGoogleマップは、2013年5月より試験的に米国および、一部の国内ユーザー向けに導入済みで、既に使用していたユーザーも多いと思われる。今回の正式公開は今後数週間かけてローンチされ、全ユーザーがデフォルトで新しいGoogleマップを使えるようになる。