昨年2013年末、フランスのパリで開催されたLeWebカンファレンスでCanonical創業者のMark Shuttleworth氏が最初のパートナー企業からUbuntu Phoneが2014年にも出荷されると予告していたが、2月19日(英国時間)になり同社から正式に2つのパートナー企業名が発表された。具体的な2014年内の発売タイミングには言及していないが、世界市場をターゲットにしており、端末の入手は比較的容易だと思われる。

携帯キャリアを含むパートナー企業の詳細はCanonicalのプレスリリースで記されている。Ubuntu Phone製造の最初のパートナー企業となったのはスペインのbqと中国のMeizuの2社。2014年内の出荷を目指しており、bqとMeizuのデバイスともにUbuntu.comのサイトで購入が可能になるという。

また具体的な端末の提供計画については発表していないものの、欧州やアジア地域を中心にUbuntu Phoneサポートを表明する携帯キャリアが出ており、今後はFirefox OSも含めて、いわゆる第3のOSが2014年に一気にラインナップされることになる。今月2月23日(欧州時間)にはTizenが最初の公式対応端末を発表する見込みで、2014年はプラットフォームのバリエーションという意味で賑やかな年になりそうだ。

(記事提供:AndroWire編集部)