米Microsoftは2月19日(現地時間)、自社オンラインストレージサービス「SkyDrive」を「OneDrive」に改称し、ワールドワイドでサービスを開始したことを公式ブログ「The OneDrive Blog」で明らかにした。新たにWeb Office Appsのリアルタイム共同編集や、ネットワーク環境に最適化した動画ファイルのストリーミング再生といった機能も追加されている。

新しい「OneDrive」のロゴ

同時にiOS版AndroidやAndroid版OneDriveも刷新。前者は以前からカメラロール(バックアップ)機能を搭載していたが、今回からAndroid版も同機能をサポートした。両者いずれかでカメラロール機能を有効にした場合、3GBの容量が追加される。

ブログに掲載されたイメージ写真。各プラットフォームでOneDriveが利用可能であることを表している

Web Office Appsのリアルタイム共同編集は、各Officeアプリ上で他のユーザーを招待すると、同時に同じドキュメントやワークシートを編集できるという機能。編集を有効にするには、「ブラウザーで編集」をクリックする必要がある。

動画ファイルのストリーミング再生は以前からサポートされていたが、今回はネットワーク状態に応じて、自動的にビットレートを調整する機能を搭載した。さらに、ナビゲーションには動画ファイルのプロパティに加えて、共有操作を行う項目が追加されている。これらの新機能により、OneDrive上での動画再生および共有が容易になった。

WebブラウザーによるOneDriveへのアクセス画面

なお、従来の「SkyDrive Pro」は「OneDrive for Business」に改称。詳しくは2014年3月に開催予定のSharePoint Conference 2014で紹介されるという。また、新規登録ユーザー先着10万名に100GBの1年間提供を行うキャンペーンは開始直後に10万人を達成し既に終了。Microsoft直営店による100GB(同じく1年間)提供キャンペーンは23日まで開催予定だが、同直営店がある米国及びカナダ限定だ。