第一生命保険(以下同社)はこのたび、顧客本位を追求する国内成長戦略「一生涯のパートナー With You プロジェクト」(2013年12月17日公表)において、更なる対応を強化すべく、新市場の開拓に向けた取組みを開始すると発表した。

近年、顧客ニーズが多様化する中、銀行窓口において、貯蓄性保険に加えて保障性保険の販売が拡大しつつあるという。また来店型保険ショップなどを訪れる顧客において「自分で比較検討して保険を選びたい」という意向を持つ顧客が増加している。 そこで、同社はこうした顧客に対し、銀行窓口、来店型保険ショップなどのチャネルを通じて、医療保険などの第三分野を中心に、オーストラリア子会社における生保事業などでのマーケティングノウハウも参考に、最新のIT技術を駆使し、どこよりもわかりやすく、手続きが簡便な、新しい時代に合った商品とサービスを提供していくことを目指すとしている。

同社は、関係当局の許認可等を前提に、2014年度上期を目処として、同社が2008年9月よりマルチチャネル・アクセスなどへの対応力強化のため、発行済み株式の10%を保有している損保ジャパン・ディー・アイ・ワイ生命保険(以下損保ジャパンDIY生命)の同社未保有分の90%を、損害保険ジャパン(以下損保ジャパン)から取得することについて、損保ジャパンと基本合意したという。

同社は、損保ジャパンDIY生命において、顧客・代理店のニーズに応じた先進的かつ最適な商品を機動的に供給するために、新たな事務・システムインフラを構築し、2015年度下期に新商品・サービスの提供開始を予定しているという。

同社は、「お客さま第一主義 一生涯のパートナー」という変わらぬ経営理念のもと、顧客一人ひとりの安心で健康な人生をサポートしていくとともに、更なる飛躍への挑戦を続け、持続的な成長の実現を目指すという。

また、同社と損保ジャパンは、2000年8月の包括業務提携以来、保険商品の相互供給など幅広い分野で様々な取り組みを進めており、今後も、めまぐるしく変化する事業環境に順応すべく協調するとともに、両社のアライアンスを一層進化させ、両社グループの収益力向上・競争力強化を目指すとしている。