インテリジェンスは2013年6月20日~24日にかけて、1年のうち中途採用活動が活発な時期について、中途採用の担当者1,000人にアンケートを実施した。
上期・下期のスタートに向け採用が活発
アンケートの結果、中途採用が1年で最も活発なのは、「3月」と「9月」だった。1月の回答数を1.0とした場合、3月と9月の回答数は1.7となっている。多くの企業が上期・下期がスタートする4月、10月の入社を見込んだ中途採用を行っていることがわかる。
次いで、多かったのは6月(対1月比1.6)。四半期の期初となる7月入社にむけた採用に加えて、夏の賞与取得後に転職活動を始める求職者の動きに合わせ、採用活動をしていることがうかがえる。加えて6月は、翌年春入社の新卒採用が落ち着く時期でもあるため、そのタイミングで中途採用が活発化しているようだという。
職種別に見ると、「建築・土木系エンジニア」は3月と9月に加え、公共事業の多い年度末を終えた4月(1月比 2.2)という回答も多い。中途採用市場で最も採用難易度の高い「IT系エンジニア」や、欠員補充の採用が多い「クリエイティブ」は、他職種と比べると、採用に波はないのが特徴だ。