GMOクラウドは3月より、新パブリッククラウド「Isolateシリーズ」を提供する。現在はベータ版を提供中となっており、すでに提供している「GMOクラウドPublic」と「GMOクラウドPrivate」の中間にあたるユーザーの取込みを目指す。

月額想定料金は、仮想ルーターVRSが1台、仮想サーバーSV1(仮想CPU1個、メモリ1GB)が3台、グローバルIPアドレスが3個、ルートディスクが3台、データディスクが2台、バックアップストレージが1台などで、初期費用0円の、月額料金が1万2500円となっている。

この新シリーズは、小・中規模のシステム開発・インテグレーターのユーザーからの要望を受けて開発されたもの。「標準化」と「互換性」「拡張性」をキーワードに設計が行なわれており、基本性能を高く保ちつつも、他のクラウド基盤との連携性を向上させているという。

クラウド基盤にはCitrix Cloud Platformを利用しているほか、他社クラウドサービスとの互換APIを提供して拡張性を持たせている。ただ、占有型プライベートクラウドも提供予定で、オンプレミス環境とハイブリッド構成ができるほか、パブリッククラウドからプライベートクラウドへの移行も容易にできるという。

新シリーズの発表を行なったGMOクラウド 取締役 技術部門統括 兼 最高技術責任者である唐沢 稔氏は「私たちはこれまで、国内初となる100%SLAの共用ホスティングサービスやVPS販売、リソース型クラウドなど、初物や業界1位にこだわって事業展開を進めてきた。今回も新たな『クラウド』の価値を提供したい」と語った。