2012年1月クールの連続ドラマとして放送され、同年11月にはスペシャルドラマ化された、女優・小泉今日子と俳優・中井貴一のダブル主演ドラマ『最後から二番目の恋』の続編として、4月クールに連続ドラマ『続・最後から二番目の恋』(フジテレビ毎週木曜22:00~22:54)が放送されることが17日、明らかになった。

前列左から、中井貴一、小泉今日子、後列左から飯島直子、坂口憲二、内田有紀

『最後から二番目の恋』は、2001年NHK連続テレビ小説『ちゅらさん』で向田邦子賞、橋田賞を受賞した岡田惠和の完全オリジナル脚本による、恋を軸に"大人の青春"を描いたドラマ。連ドラ終了後には、小泉が第49回ギャラクシー賞(「テレビ部門」個人賞)や放送文化基金賞(番組部門・演技賞)を受賞し、番組としても同じく放送文化基金賞(テレビドラマ部門・番組賞)を受賞するなど、高い評価を得た。

2012年11月にスペシャルドラマ化を発表した際、「ドラマの放送が終わっても、和平さんと千明さんの毎日はずっと続いていたのです」とコメントした小泉の言葉通り、今作は何よりドラマに登場するキャラクターたちのリアリティーを大切にして作られてきた。続編でもその点は変わらず、"毎日ずっと続いていた"生活の中で、小泉演じる吉野千明は48歳、中井演じる長倉和平は52歳、足して100歳になったにもかかわらず、会えば口論の絶えない2人の関係性は相変わらず。個性的な長倉家の面々、真平(坂口憲二)、万理子(内田有紀)、典子(飯島直子)も相変わらずの日々を過ごしている。

また、続編では、過去の連続ドラマ、スペシャルドラマでも注目を集めた、小泉、中井のコミカルな掛け合い、白熱の芝居が展開される長倉家の食卓シーン、小泉演じる千秋のバラエティに富んだファッション、ロケ地・鎌倉の叙情的な風景など、今作ならではの魅力をさらにパワーアップする。

千秋役の小泉は、「今まで、続編というものに積極的な気持ちになったことがなかったのですが、このドラマ、この役とはもう少し付き合ってみたいと思っていたのでうれしいです」と続編決定を喜び、「今回も中井貴一先輩演ずる和平さんとの丁々発止の口げんかを楽しみにしています。負ける気がしません! いや絶対に負けません! お楽しみに」と中井との口げんかを待ち望んでいる。

和平役の中井も、「私のまわりでも続編を望む声が多かったので、それにお応えできるのはエンターテイメントに携わる者としてうれしい限りです」と喜び、「意気込まないのが、このドラマの良さ。前編から、鎌倉に住み続けていた、ちょっとおかしく、かわいい人々を、皆で、さりげなく、力まず、でも苦しみながら(笑)演じたいと思います。お楽しみに!」と、続編にかける思いを語った。

また、プロデュースを担当した浅野澄美氏は「2012年のパート1、スペシャルから、作家の岡田さん・キャスト・スタッフも2つ年をとって、みんなさらにおもしろくパワーアップしています! 年を重ねていくごとに、いろんな大変なことにもぶち当たるけれど、"愉快で楽しい!"と感じていただける続編にしたいと思っています」と自信をうかがわせ、「初回冒頭のシーンから、相変わらず小泉今日子さんと中井貴一さんのお2人は飛ばしています! また、視聴者の皆さんを驚かせる仕掛けも準備中です! 春の鎌倉のすてきな景色もたくさん盛り込んで、笑えてせつない大人の青春ドラマお届けします。ワクワクしながら春の訪れと共に待っていてください!」と視聴者に向けてメッセージを送った。