雪印メグミルクは17日、同社コーヒー飲料「雪印コーヒー」の擬人化キャラクター・ゆきこたんをフィギュア化した"ゆきこたんフィギュア"の3Dデータを、『オレたちの"ゆきこたん"プロジェクト』の特設サイトにて公開した。

"ゆきこたんフィギュア"の3Dデータ

同社は「雪印コーヒー」の生誕50周年を記念し、2013年より『オレたちの"ゆきこたん"プロジェクト』を展開している。本プロジェクトでは、同年4月にpixivとタイアップした"ゆきこたん"のイラストコンテストを実施。応募総数6,843点より優秀賞6作品が決定していた。さらに7月からは、この6作品からフィギュア化する1作品を選ぶ国民投票が開催され、見事CH3氏の作品が最優秀賞に選定。雪印コーヒーが生まれた11月11日には、人気フィギュア原型師の遠那かんし氏によって同作品のフィギュアが完成していた。

今回公開されたのは、このフィギュアの3Dデータ(stl形式)。データは無償ダウンロード可能で、3Dプリンタさえあれば誰でもフィギュアを印刷できる。フィギュア化を手掛けた遠那氏は、このデータについて「『イラストの可愛さ』『思い入れ』をいかに立体で再現するかが課題で、イラストの様々な情報(パーツ)の構成を考えるのが楽しく、結果、どの角度から見ても立体映えするフィギュアになりました」などとコメントしている。

アイジェット社の3Dプリンターで実際に出力した過程

なお、本プロジェクトは今後も新たな展開が予定されているとのこと。また、北海道・札幌にある雪印メグミルク「酪農と乳の歴史館」では、この"ゆきこたんフィギュア"をはじめ、ゆきこたんのコスプレ衣装や関連グッズなどの展示が開始されている。2014年2月10日~2015年1月末までの期間限定。見学は事前予約制となる。

展示中の"ゆきこたん"グッズ