オリンパスイメージングは2月12日、コンパクトデジタルカメラ「OLYMPUS STYLUS SP-100EE(ダブルイー)」を発表した。製品名のEEは、狙った獲物を逃さない鷲の目(Eagle's Eye)を意味しており、デジタルカメラでは世界初(※)となるドットサイト式の照準器を備える。発売は3月下旬で、価格はオープン。推定市場価格は55,000円前後となっている。

「OLYMPUS STYLUS SP-100EE(ダブルイー)」

光学50倍(24mm~1,200mm)、超解像100倍のズームレンズを備えたコンパクトデジタルカメラ。デジタルカメラでは世界初となるドットサイト式照準器を軍艦部に搭載しており、ズームレンズが広角か望遠であるかに関わらず、半透過型ミラーを通して肉眼で被写体を捉えること可能だ。運動会で遠く離れた子供を撮影したり、林の奥にいる鳥を撮影したりと、動きが激しい遠方の被写体を撮影する用途に向く。

レンズ構成は12群17枚で、非球面レンズ3枚とEDレンズ2枚を採用。2013年9月に発売された「OM-D E-M1」と同じく120fpsで駆動するオートフォーカス機能「FAST AF」を備え、電源スイッチを入れてからの起動時間、シャッター・タイムラグの短縮により、速写性を全体的に向上させた。EVF(電子ビューファインダー)には、92万ドットの明るい液晶を採用し、ボディと顔が接触しにくいようデザインした。

撮影素子は1/2.3型の裏面照射型CMOSセンサーを搭載。ミラーレス一眼カメラ「OM-D」シリーズで培った高性能画像処理エンジン「TruePicVII」を採用する。60fpsのフルHD動画撮影が可能で、5軸手ブレ補正機能も備えている。

主な仕様は、撮影素子が有効1,600万画素の1/2.3型CMOSセンサー(裏面照射型)、レンズが焦点距離24mm~1,200mm(35mmフィルム換算時)の光学50倍ズーム、開放F値はF2.9~F6.5、手振れ補正機能はレンズシフト式となっている。背面のモニターは約46万ドット・3型の液晶方式。利用可能な記録メディアはSD/SDHC/SDXCカードと内蔵メモリ(約37MB)、Eye-FiやFlashAirにも対応する。動画の記録形式はMOV/H.264、動画の最大記録画素数は1,920×1,080ドット(フルHD)。サイズはW121.2×D133.2×H91.3mm、重量は589g(電池、メモリーカードを含む)。

※2014年1月29日現在。同社調べ

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