女優・松たか子主演舞台『もっと泣いてよフラッパー』が8日、東京・Bunkamuraシアターコクーンにて初日を迎え、主演の松たか子、演出家の串田和美氏がコメントを寄せた。

舞台『もっと泣いてよフラッパー』で主演を務める女優・松たか子

シアターコクーン初代芸術監督の串田和美氏が作・演出・美術・出演を務める本作は、串田氏が1977年に書いたオリジナル戯曲。1920年代の空想のシカゴを舞台に、フラッパー、ギャング、皇太子、八百長ボクサーといった登場人物が怪しげなノスタルジアの迷宮、ゼンマイ仕掛けの恋物語を繰り広げる。

劇団の代表的な人気演目として、シアターコクーンでも過去に90、91、92年と3年連続で上演。今回、主演の松たか子ほか、松尾スズキ、秋山菜津子、りょう、大東駿介、鈴木蘭々、太田緑ロランス、串田和美、片岡亀蔵、石丸幹二といった新たなキャストで、再上演が実現した。

開幕に向け、主演の松たか子は「お客さまに楽しんでいただけるように、皆でショーを盛り上げていきたいと思います。劇場でお待ちしています」と気合十分。串田和美氏も「みんなが一生懸命、僕のことを理解しようととっても努力してくれたおかげで面白いものができあがったし、僕自身もなんで芝居をやってきたか原点を再確認できてとても大事な大事な作品になってます。僕にとってはこういうのが芝居なんだなあ、と、こういう芝居はあんまりないぞ!と思います」と手応えを示している。

なお本作は、2月8日から3月2日まで東京・Bunkamuraシアターコクーン、3月7日から9日まで長野・まつもと市民芸術館 主ホール、3月14日から16日まで大阪・シアターBRAVA!で上演される。