北陸新幹線用新型車両E7系の試乗会が、7~9日の3日間にわたり開催された。同車両は北陸新幹線金沢開業(2015年春)に先立ち、今年3月15日から長野新幹線「あさま」(東京~長野間)で営業運転を開始する。

新型車両E7系の試乗会が行われ、大宮~長野間を走行した

E7系の一般向け試乗会は計5回実施。募集人員は各回700名ずつ、合計3,500名とされたが、昨年12月に参加者を募ったところ、募集人員の60倍以上にあたる21万4,306名から応募があったという(応募件数は8万6,260件)。8・9日は関東地方を襲った大雪の影響を受けたものの、E7系は大宮~長野間を走行し、参加者らはひと足早くスピードや乗り心地を体験。沿線でも新型車両をひと目見ようと、多くのファンが集まった。

E7系はJR東日本・JR西日本が共同開発した新型車両で、「ワンモーションライン」と呼ばれる先頭形状と、日本の伝統的な色使いを用いた外観が特徴。12号車の「グランクラス」をはじめ、車内も日本の伝統と最新技術が融合した洗練された空間に。今年3月のダイヤ改正で3編成導入され、長野新幹線「あさま」のうち7往復が同車両での運転となる。

なお、E7系がデビューする3月15日には、長野駅6時42分発「あさま504号」の発車に合わせ、出発式も開催予定とのこと。