人にお願いごとや頼みごとをしたいときに、便利な言葉が「○○していただければ、幸いです」という言葉。また「幸い」は運がいいことを指すときにも使われます。実際、職場でこの言葉は、どの程度使われ、どのような場面でよく使われているのでしょうか?調査してみました。

Q.「幸い」という言葉を使っていますか?

よく使っている 6.8%
使っている 16.6%
あまり使っていない 52.6%
使っていない 24.0%

■使っている人の意見

よく使っている
・「期限が決まっている仕事をお願いするときに、期限までにしていただけると幸いですという感じで使っている」(29歳女性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
・「お願い事の連絡の際に、~していただけますと幸いです、というように使っています」(28歳女性/商社・卸/営業職)
・「教えてもらうとき。ご教示いただければ幸いです、という」(32歳男性/情報・IT/技術職)

使っている
・「ご教示いただければ幸いです。のように、~してくれたらうれしいということを伝えるときに使っています」(29歳女性/学校・教育関連/秘書・アシスタント職)
・「お願いするときに、○○していただければ幸いです、と。すごく目上の相手には『幸甚です』、対等以下なら『助かります』とか」(35歳男性/学校・教育関連/事務系専門職)
・「体制に影響のない範囲でのミスやトラブルがあったときに幸いなことにといった感じで使用している」(34歳男性/情報・IT/技術職)
・「マイナスからプラスに転換するときの接続詞として使っている」(24歳男性/医薬品・化粧品/技術職)

■意味は?

今回の調査では「幸いです」がよく使われるシーンとして、「お願いごとをするとき」、「頼みごとをするとき」、によく使うという意見がみられました。また「幸い」を「使っている」、「よく使っている」と回答されていた方は全体の23.4%。ほぼ4分の1の方が「幸い」という言葉を、ビジネスで使っているようです。

「○○していただければ幸せです」というように、自分のお願いごとを聞いてほしいとき、頼みごとを聞いてほしいときによく使われます。ただし「できれば、○○していただけるとうれしい(幸せ)です」と、相手に判断をゆだねながらお願いごとや頼みごとをするときに使う表現なので、絶対に頼みごとを聞いてほしいとき、やってもらわないと困るときに使ってしまうと「できれば(可能であれば)」という意味を重くとられてしまい、やってもらえなくなる可能性も出てきます。どうしても聞いてほしいお願いごとや頼みごとがあるときは「幸いです」よりも「お願いいたします」など、わかりやすい表現を使った方がよいかもしれません。

調査時期: 2013年12月11日~2013年12月13日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男性230名 女性270名
調査方法: インターネットログイン式アンケート