タムロンは2月6日、広角端16mmから望遠端300mmをカバーする高倍率ズームレンズ「16-300mm F/3.5-6.3 DiII VC PZD MACRO(Model B016)」を発表した。キヤノン/ニコン/ソニー用のマウントを用意する。発売日と価格は未定。

「16-300mm F/3.5-6.3 DiII VC PZD MACRO(Model B016)」

焦点距離が16mm~300mmとなるズームレンズ。より広い撮影領域を1本のレンズで済ませたいというユーザの要望を受け開発された。レンズ構成は12群16枚で、ガラスモールド非球面レンズが3枚、複合非球面レンズが1枚、LDレンズが2枚、XRガラスが1枚、UXRガラスが1枚を使用。これら最新の光学技術を結集し、レンズボディが大型化しないように設計されている。

コーティング技術も最新のものを導入。ゴーストやフレアを減らし、クリアでヌケの良い画質を提供する。超音波モータ「PZD(Piezo Drive)」により、オートフォーカス時の高速化と静音化も達成。手ブレ補正機構「VC(Vibration Compensat)」も搭載する(ソニー用は非搭載)。さらに、レンズ内部に水滴が侵入しにくい簡易防滴構造も採用。

主な仕様は、焦点距離が16-300mm(35mm判換算24.8-465mm)、明るさがF/3.5-6.3、画角が82度12分~5度20分、最小絞りがF22~40。レンズ構成は12群16枚、絞り羽枚数は7枚(円形絞り)、最短撮影距離は0.39m、最大撮影倍率は1/2.9。フィルター径は67mm。本体サイズは最大径が約75mm、長さが99.5mm、重量は540g。花形フードが付属する。

本製品は、2月13日から2月16日の期間に横浜市で開催される「CP+2014」のタムロンブースで出品の予定。