岡三オンライン証券は5日、同社口座保有者を対象に実施した「NISA開始1カ月アンケート」の調査結果を発表した。それによると、NISA口座において、値上がり益を狙った積極的な投資を考えている人が多いことがわかった。

同調査は、2014年1月24日~29日の期間にインターネット上で行われ、1,177人から有効回答を得た。

NISAを知った経緯については、「Webサイト」35.1%、「新聞」が23.2%、「テレビ・ラジオ」が21.4%となり、マスメディアからの認知よりWebサイトによる認知の方が多かった。

NISA口座を開設している人は54.0%。開設した金融機関の形態は、「オンライン証券」が81.0%、「対面証券」が13.1%、「銀行・その他」が6.0%となった。一方、NISA口座を開設していない人は46.0%で、理由としては「金融機関を一つに絞れない」が28.8%で最も多かった。

NISA口座ですでに投資した人は34.4%。購入した商品は、1位「株式(値上がり益狙い」が48.9%、2位「株式(高配当銘柄)」が35.2%、3位「株式(株主優待銘柄)」が31.1%となり、株式の比率が圧倒的に高かった。投信に関しては、NISA向きといわれる「債券型・バランス型」などの低リスク志向だけでなく、「日本株・海外株・REIT投信」など幅広い商品が投資対象となっていた。

NISA口座で購入した商品

NISA口座で購入を検討している商品を聞くと、「株式(値上がり益狙い)」が53.9%、「株式(高配当銘柄)」が51.9%となり、これら2つが半数以上を占めた。