村田製作所は2月3日、360度全方位同感度で磁界を検出し、3Dセンシングが可能なAMR(Anisotropic Magneto Resistance)センサを開発したと発表した。

AMRセンサは、特定方向からの磁界の強さに応じて磁気抵抗値が変化することを利用した磁気センサの一種で、主に携帯電話やノートPC、冷蔵庫やドアなどの開閉検知、スマートメータなどの回転検知に用いられている。

今回、3Dセンシングが可能なAMRセンサにニーズがあることが分かり、NECより事業譲受した磁気センサの技術やノウハウを活用して開発が行われた。最終的に、NECと同社のAMR素子設計技術および回路設計技術を融合することで、360度全方位同感度で磁界を検出できるセンサの開発に成功したという。

従来の磁気センサは、感度指向性を有しており全方向の磁界検出は難しく、3Dセンシングのためには3~6個のセンサを組み合わせる必要があったが、同センサを使用すれば1個で全方位検出が可能なため、1.45mm×1.45mm×0.55mmの小型サイズにより、設計の省スペース化やコストの低減に寄与できるとしている。

なお、サンプル価格は50円。2014年2月よりサンプル出荷を開始し、量産は金沢村田製作所の山梨工場にて月産50万個で4月以降に開始する予定。

360度全方位同感度で磁界を検出し、3Dセンシングが可能なAMRセンサ