米Microsoftは2月3日、「Office 365」向けの「Access」を一般提供(GA)にしたことを発表した。Accessはリレーショナルデータベース管理システム(RDBMS)ソフトウェアで、Office 365のAccessは政府向けの「Office 365 Government」以外の全エディションでサービスレベル契約(SAL)で保証されることになる。

Office 365はサブスクリプション形式で提供するクラウドサービスで、電子メール、スケジュール、オンラインストレージのほかに、WordやExcelなどのOfficeアプリケーションも含む。

2013年2月に正式提供となったが、Accessはこれまでプレビュー版として提供されてきた。GA版となることで、AccessもSLAの対象となる。また、これまでプレビュー版であることから管理者により無効化されていたユーザーも利用できるようになる。

Office 365でのAccessを利用してWebフォームが設計でき、作成者はアプリを「SharePoint Store」で提供できる。SharePointアプリ「Apps for SharePoint」との違いは、SharePointがSharePointWebサイトの機能を拡張したもので、ユーザーはこれらのアプリをSharePoint Storeや企業のプライベートアプリカタログから入手するのに対し、AccessアプリはAccessで設計されたWebデータベースアプリでSharePointでホスティングされる、と説明している。

MicrosoftによるとGAとなるのは「Office 365 Small Business」「Office 365 Midsize」「Office 365 Midsize」「Office 365 Enterprise」「Office 365 Education」で、Office 365 Governmentは引き続きプレビュー扱いとしている。

GAとなった「Office 365」のAccessアプリ