ブラザーは、2013年12月5日に世界初(※)のスキャナー内蔵カッティングマシン「Scan N Cut」CM110を発表した。

ブラザー「Scan N Cut」CM110

スクラップブッキングやカルトナージュなどを制作する際、材料として同じパーツを大量に準備する必要があるが、この同じパーツを何度もはさみで切る作業や図案の写し取りを手間と感じる人が非常に多かったという(同社調べ)。この手間を軽減し、さらにスピーディかつ正確で、大量のパーツを制作できるようにするのが「カッティングマシン」。

その中でも、手芸や裁縫のみならず、使う人次第で幅広い用途に使用できる「Scan N Cut」CM110の登場は、卒入園・入学シーズンを控え、手作り小物のニーズが高まる今、大きな注目を集めており、1月23~29日に東京ドームで行われた「第13回東京国際キルトフェスティバル -布と針と糸の祭典-」に出品された際には、キルト愛好家のみならず、ペーパークラフト作家やデザイナー、保育士などが同製品に関心を示したという。

500パターン以上のカッティング用データが搭載されている「Scan N Cut」CM110は、カッティングマシンとしては世界で初めてスキャナー機能が内蔵。手描きのイラストや画像をスキャンすることで、外形をそのままカットして切り抜くことができる。また、オリジナルのカッティング用データを作成できるほか、スキャンした図案をJPEGファイルとしてUSBドライブに保存することもできる。さらに、ブラザーの強みである家庭用ミシンの技術を活用。紙だけではなく布もカットする機能を搭載し、キルトやアップリケのパーツも制作可能となっている。

なお、「Scan N Cut」CM110は、明日2月5日から開催される「東京インターナショナルギフトショー」(東京ビッグサイト)でも展示される予定となっているので、こちらも注目しておきたい。

※家庭用カッティングマシンにおいて。ブラザー調べ(2013年12月5日時点)。