ブランコ・ジャパンおよびITGマーケティング(SSD製品「Samsung SSD」ファミリーの国内正規代理店)は31日、ブランコ・ジャパンのデータ消去ソフト「Blancco 5」が、Samsung SSD 840 EVO / PROシリーズの全領域を安全に消去できるという検証結果を発表した。

今回の検証は、フィンランドのブランコ本社で実施。Samsung SSD 840 EVOシリーズおよびSamsung SSD 840 PROシリーズに対して、最新のデータ消去ソフト「Blancco 5」を使ってSSD全領域を問題なく消去できることを確認した。今後も継続的に技術支援を行い、高いセキュリティが要求される企業においても、Samsung SSD 840 EVO / PROシリーズ搭載のクライアントPCを安心して使えるとしている。

Blancco 5では、SSD専用のデータ消去方式を採用。SSDデバイスのフリーズロック(※1)を解除する独自機能を備え、SSDの内部セキュリティ機能(※2)へのアクセスを実現したという。

※1 フリーズロック
一部のSSDは、HPA(Host Protected Area)やDCO(Device configuration overlay)といった隠し領域の作成/削除、データ消去機能(Secure Erase / Enhanced Secure Erase)の実行をロックする機能を実装しており、これらをフリーズロックと呼ぶ。ブランコのBlancco 5は、このフリーズロックを自動的に解除することで、SSD全領域の確実なデータ消去を実現している(一部未対応の場合がある)。

※2 内部セキュリティ機能
Secure Erase機能など、ATA/SATAのHDD/SSDが備えるデータ消去のための内部コマンド。Secure Eraseを実行することによって、通常は保護されている領域のデータも上書きできるようになる。