セイコーエプソンは1月30日、ユーザーが任意に出力周波数と可変特性を設定・変更できる、高精度・低消費電流のプログラマブルPLL電圧制御水晶発振器(VCXO)「VG7050EAN」と「VG7050ECN」を発表した。

2製品ともに光伝送装置で複数の周波数に対応することを目的に、100MHz以上の基本波発振ができる高精度・高安定のHFF水晶振動子と、省電力・低ノイズが特長の半導体技術を活用したFractional-N PLL ICを組み合わせ、最適化することで開発されたもので、50MHzから800MHzまでの高周波に対応し、位相ジッタは0.27ps Typ.、消費電流は70mA Typ.(ともに622.08MHz発振時)を実現している。

これらの製品を活用することでユーザーは、製品の工場時に出力周波数と可変特性を指定したり、手元に届いたあとにI2C通信や端子設定により、任意に出力周波数と可変特性を変更することが可能になるという。

なお2製品ともに即日サンプル出荷を開始しているという。

プログラマブルPLL電圧制御水晶発振器。左がVG7050EAN、右がVG7050ECN